package design@MOTHERS DAY

ひさしぶりにお仕事のはなし。
今年の母の日は5/10だそうで
それに向けてのパッケージです。
製法にこだわりのある「塩」をつかったクッキイと
クライアントさまオリジナルのブレンドになる紅茶のセットです。
少しわかりづらいですが、
茶色の組み箱にPPクリアのフタをしてサテンのリボンで巻いています。
母の日には「カーネイション」等のお花を贈るのが定番化しているようなので
お花そのものではなく、花びら(アーティフィシャル)を箱の中に入れてみました。
贈り物がメインのパッケージなので、箱を開けた時の「おどろき」みたいなのは
大事だと思います。
あと、いつもどおりこの商品の広告写真のディレクションもおこないました。

母の日には、この商品を囲んで、ゆっくりとお茶とおしゃべりをたのしんでいただければと
こんな写真にしてみました。
楽しさがつたわると良いのですが。。
商品はwebでも販売しています。
ご興味のある方はのぞいてみてください。
text:sakamoto.daisuke
Genève Motor Show 2009

renault MEGANE trophy
車好きの男の子の祭典
Genève Motor Show 2009
もう、終わってますよね?
まぁ、世界的な工業製品のデザイントレンドをみるのにも良いんですけどね。
いいわけみたいですが。。
今回デザイン的に気になったのは上の写真
「renault MEGANE trophy」と
nissan QAZANA
こいつ
「nissan QAZANA」
renaultとnissan確か資本提携してましたね。
だからですかね?
なんか、最近のnissanのデザインは日本の車会社のなかでもピカイチですね。
両車ともギュッと固まった感じのあるデザインで
ソリッドというか塊感のある雰囲気、好きですね。
少しまえですがLamborghini Murciélagoなんかも似た雰囲気を醸し出してました。
ボディの造形のその奥にある何かが滲みだしたようなデザインといいますか
自動車という工業製品は何万ものパーツの組み合わせでできてるわけでして
そのすべてがうまく組み合わさって一つのカタチに見えている訳ですが
ただ一つのパーツも破綻していないぞ、という
「ただしさ」
みたいなのが、塊感でしょうか。
機械式の腕時計なんかにも通ずるところあります。
とどのつまり
デザインって、外面的にみえる部分だけに限っているうちは
ダメなんでしょう。
工業製品であれば、エンジニアリングとか、マテリアル、
はてはファクトリ内の生産ラインに至るまですべてを内包するものとしてデザインは語られるべきで
そのすべてにおける「ただしさ」がデザインにも反映されるはずです。
そういうふうに車のデザインをみますと
迷いのあるラインやあやふやな造形は許されることはないでしょう。
何万ものパーツや、それを組み付ける人やその納まりを考える人、その人たちみんなに
大きな声で「ただしい」といえるラインや造形を生み出さなければ
つくってもらえないわけですから。
そんな、人たちが毎年頭を悩ませ身体をつかって生み出されるshowcarたちは
どれも等しく愛おしい存在であるわけです。
それを、軽く好きだとか嫌いだとか言ってしまうわけなんですけどね。
text:sakamoto.daisuke
value of the design

こうゆう仕事をしていると、よく考えます。
「デザインの価値」
これってなんでしょう?
僕が行っているデザインの内容は
各々対象があり、そのほとんどが有形の物になります。
・印刷物全般
・店舗内外装、住宅
・家具、什器
・web
・企業CI関係
ざっくりですが、僕の行っているデザイン事業の業務内容は
大きく上記の様にカテゴライズされます。
webデザインに関しては有形?無形?の判断はつきにくいのですが
それ以外の対象物は、まぁカタチあるものと言って良いでしょう。
その対象物それぞれにまず物理的価値があります。
例えば家具ならば、
材料の価格、仕上げの価格、その他物流コスト、作業工賃、等々
その家具が仕上がるまでにかかったコストが物理的価値になります。
そのうえに、僕自身のデザインに関する価値が付加されます。
これを、単純に作業工賃としての価値で考えるならば
どこからの作業が工賃として正当に請求もしくは認証されるのでしょう?
ひとつの家具をデザインする時に、まず境界条件が存在し
そのなかから、いくつかの解に近いであろう仮定を導きます。
その仮定から答えを導く段階で、
頭の中にプールされた知識や記憶、イメージの断片を
与えては引き抜き、時には捨て去って、最終的にクライアントに提案する
数種類のデザインに絞り込むわけです。
この頭のなかにプールされた情報をつくりあげるのに
大げさにいえば、生まれた時から、
現在までの時間すべてを使用しているといっても過言ではありません。
そう考えると、どんなデザインであれ、そのコストは
恐ろしく膨大なものになります。
もちろん、これは極端な例なので、それを全て価値だとは
なかなか言い切りにくい現状ですが、まぁそのくらい
この部分の価値というのはデザイナそれぞれの定義によって
決まる茫漠としたものだと思います。
もうひとつの価値として
そのデザインの資産的価値というものがあります。
生み出された瞬間は非常に評価されるデザインであっても
時間の経過とともに徐々に古びていき
(この場合の古びるは材料や仕上げの経年劣化ではなく、デザインそのものが)
最後は見向きもされなくなる。
ある種のファッションやトレンドに左右される価値。
この価値は、与えられたデザインそれぞれに違った曲線を描いて増減します。
世に発表された瞬間から下降線を描くデザインがほとんどですが
大きな振幅のないデザインや、場合によっては
時間の経過とともに上昇していくデザインも存在します。
この価値に関しては、なるべく後者側のデザインのほうが
支払ったコスト(デザインフィー)が資産として目減りしない、
場合に寄ってはその資産価値が上昇する、
そのほうが良いのは誰でもわかるでしょう。
ただ、後者のデザインというのは出来上がってすぐに
大騒ぎされるようなモノではない事が多いので、
なかなか、最初にその価値をご理解頂くのは難しいのではないでしょうか?
以上の2点がデザインの価値として、世の中的に認知されているものだと
考えています。
僕自身の行うデザインは
なるだけ、資産的価値が長続きするものになるように気をつけています。
資源やエネルギーが無限ではなく有限であることを
嫌でも意識させられるこの時代だからこそ、資産的価値のあるデザインを
長く愛されるデザインをひとつでも多く生み出して行ければと
思っております。
※軌道エレベータの完成はいつ頃なんでしょうね?
text:sakamoto.daisuke
package design@CHOCOLATE

最近の仕事です。
2つの商品のパッケージデザインと上の写真のディレクションをしました。
あるお店のwhiteday用の商品のパッケージでして
どちらにも、素材にこだわったホワイトチョコレートが入っています。
パッケージをデザインする上で僕の中でのルールがあります。
パッケージの本来的機能とは、「中身を包む」事です。
つまり、中身がまずあるわけです。
その中身をできるだけパッケージ(外側)に可視化して顕在化させる。
中身がそのままでてきたようなものにしたいわけです。
人それぞれ、似合う洋服が違う様に、
商品にも、その商品に似合うパッケージがかならずあるはずです。
そして、それは必ず中身からにじみでてくるものであるべきだと思うのです。
この商品でいえば
お客様はどんな味のチョコレートかを味わう前に手に取って購入されます。
箱を開けて中身を味わうまでは、パッケージのみがその商品の全てになります。
だからこそ、あまりに中身と乖離したパッケージではデザインの効果が
意図した方向と真逆に働いてしまう場合があるのです。
「パッケージから期待したほど美味しくなかった」
こんなふうにならないように、
パッケージは良くも悪くも、中身からにじみでるべきだと、僕は考えています。
text:sakamoto.daisuke
Dieter Rams exhibition@SUNTORY MUSEUM

先月のお話ですが、「ディーター・ラムス展」をサントリーミュージアム天保山へ見に行きました。
ご存知の方も多いと思いますが、ドイツのBRAUN社のデザインを長年に渡って手がけ「ミスターブラウン」とまで呼ばれるプロダクトデザイナのはしりのような人物です。
バウハウスに始まる機能主義的なデザインの精神を持ったインダストリアルデザイン、今でこそ、その手の商品が乱立していますが、彼の活躍した1950~1980年代にその精神を内包した商品が広く一般的に流通していた事は奇跡の様に感じます。
製品デザインもさることながら、本展覧会では、そのプロダクトのパッケージやパンフレット、ポスタ等のグラフィックまで見る事ができ、その簡潔なデザインの精神を製品のみならずそれを包むあるいは説明する、販促するものまでトータルで統一感を持った世界観を構築していたのには驚きました。
人に何かを伝えうるモノをつくりたいとするならば、そこには一部の隙や妥協も許されない、そうでなければ、半世紀もの時を超えて光を放てる様なモノは出来上がらない、そんなふうな事を感じました。

BRAUN SK4 1956/Dieter Rams
text:sakamoto.daisuke
designer@NARA HIGASHIYOSHINO

みなさまはじめまして。
坂本大祐(さかもと だいすけ)と申します。
山奥でデザインを生業としながら生活を営んでいます。
週に1、2度都会に出る以外はほとんどの仕事を屋内ですませています。
都会で生活するデザイナとは違うカタチでデザインと関わっていければ良いなと思っています。
text:sakamoto.daisuke
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