TATA nano

TATA nnano
ご存知、インドのつくりだした、現在最も安い四輪車。
その価格、日本円で約20万円也。
大方の予想を覆すように
その内容は結構ちゃんとした車らしい。
旬を終えたソースではあるが
その車の販売に踏み切ったタタという会社の経営手法及び哲学が
今後世界的企業になりうるメソットだということに気づき始めたので
備忘録的に書いておきたい。
まず、
インドの経済は、現在うわむきつつある。
その中で増えだしたのが「中所得層」である。
年間所得20万~50万という「中所得層」の日常の移動手段は
日本で言うカブのような小型バイクで、これに一家族(4~6人以上!)
が同乗して移動している。
この人たちに車を与える。
これがタタ社がナノをありえない低価格で開発した理由である。
この車のタタ社の利益率は相当低いであろう事は容易に想像できるが、
では、なぜ、そんな低価格な車を少ない利益で販売しないといけないか?
そこには、車、ひいては消費社会のボトムアップという重大な使命が
潜んでいる。
現在増えている「中所得層」に
今より少し頑張れば手に入る「夢」の具現化としての商品を提示する。
これ、今より少しがポイントである。
この成功体験を「中所得層」に与える事により
働く>消費する>夢が手に入る
という図式をインプリンティングすることができる。
これにより、旺盛な消費欲を持った
上昇志向を持った消費者の層が生まれ、拡大する。
つまり、
タタ社にとってナノという商品は
うん十年計画の筋書きのなかの「撒き餌」であって
その商品そのものの利益というのは、本来大きな問題ではない。
むしろ、その商品が価格以上の存在であればあるほど、
タタ社は、今後増大させるつもりのマーケットに絶大なる信用と信頼を得れるのである。
教訓
「儲けるためには手放す」
※この行為が実は一番したたかで、欲深なんです。
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