TATA nano

TATA nnano
ご存知、インドのつくりだした、現在最も安い四輪車。
その価格、日本円で約20万円也。
大方の予想を覆すように
その内容は結構ちゃんとした車らしい。
旬を終えたソースではあるが
その車の販売に踏み切ったタタという会社の経営手法及び哲学が
今後世界的企業になりうるメソットだということに気づき始めたので
備忘録的に書いておきたい。
まず、
インドの経済は、現在うわむきつつある。
その中で増えだしたのが「中所得層」である。
年間所得20万~50万という「中所得層」の日常の移動手段は
日本で言うカブのような小型バイクで、これに一家族(4~6人以上!)
が同乗して移動している。
この人たちに車を与える。
これがタタ社がナノをありえない低価格で開発した理由である。
この車のタタ社の利益率は相当低いであろう事は容易に想像できるが、
では、なぜ、そんな低価格な車を少ない利益で販売しないといけないか?
そこには、車、ひいては消費社会のボトムアップという重大な使命が
潜んでいる。
現在増えている「中所得層」に
今より少し頑張れば手に入る「夢」の具現化としての商品を提示する。
これ、今より少しがポイントである。
この成功体験を「中所得層」に与える事により
働く>消費する>夢が手に入る
という図式をインプリンティングすることができる。
これにより、旺盛な消費欲を持った
上昇志向を持った消費者の層が生まれ、拡大する。
つまり、
タタ社にとってナノという商品は
うん十年計画の筋書きのなかの「撒き餌」であって
その商品そのものの利益というのは、本来大きな問題ではない。
むしろ、その商品が価格以上の存在であればあるほど、
タタ社は、今後増大させるつもりのマーケットに絶大なる信用と信頼を得れるのである。
教訓
「儲けるためには手放す」
※この行為が実は一番したたかで、欲深なんです。
WEST SIDE STORY

West Side Story/1961
映画では古典の部類でしょうね。
でも、初見です。。
凄い映画です。
言葉にすると陳腐で滅入りそうですが
適当な言葉がみつかりません。
CGとか、ワイヤーアクションとか
ラーメンの化学調味料みたく
「ガツン」と脳内に直接くる映像に慣れきった頭には
凄く上等なおばんざいをいただく感じと申しましょうか?
「あ~ちゃんと出汁とってるな~」
「煮干しの頭とはらわたとってるな~」
的な映画です。
各シーンのカット割り
カメラワーク
ロケーション
衣装
音楽
どれも練りに練られた感じが画面からつたわってくる。
でも、なんか、ファンタジックというか、夢があるんですよね~。
技術に走っていないです。あくまでも楽しませてナンボだと。
まさに、極上のエンターテイメントの見本でしょう。

いちばん感心したのは「色使い」です。
・ジェット団(ホワイト系)
ペイルトーンを中心に寒色系の展開
暖色は使っても黄色(カラシ色)まで。
スニーカーは白
・シャーク団(カラード系)
プライマリカラーで暖色系の展開
紫、赤、黒、が印象的。
スニーカーは黒(オールスターlow)
こんな感じで人種毎に2つのチームがあるのですが
肌の色にあわせてうまくコーディネイトされていました。
その他、群舞がリエゾンする感じなんかは
ユニクロのCMを思い出しましたね。
(もちろんユニクロが真似てるんでしょうけど)
とにかく見所てんこもりのこの映画、
どうしたら、こんなモノをつくれるんだろう??
そればかり考えて観てました。
text:sakamoto.daisuke
Something Stupid
Something Stupid/Frank Sinatra&Nancy Sinatra
随分古い曲です。
すでに、名曲の域に達してます。
最近、国内のアーティストさんが何組かカバーされているのを聞きました。
いずれも、オリジナルの
気の抜けたような感じがうまくでてて好印象でした。
一組目は
「竹内まりや&大滝詠一」
語りかけるような、大滝さんのあの歌い方がしっくりきます。
竹内まりやさん、聞くたびにカーペンターズのカレンを思い出します。僕だけですか?
二組目は
「畠山美由紀&リリー・フランキー」
かなり異色の組み合わせ
畠山さんの「わたしのうた」というアルバムに収録されていますが、

このアルバム、捨て曲なしでオススメです。
しかしリリー・フランキーって人は何か良いですね〜。
「ぐるりのこと」で役者としての適正もみましたし、歌手としても相当なもんです。
マルチですね。
時代のせいなんでしょうか
こういう罪のない曲がささります。
ひねらない良さって言うんですか?
text:sakamoto.daisuke
MOTOCZYSZ E1pc
英国マン島で開催される伝統的レースTTで
「TTXGP」なるゼロエミッション車だけのクラスができました。
「World’s First Zero Carbon, Clean Emission Grand Prix」
だそうです。
そして、その先進的なクラスに参戦が噂されているのがこちら

MotoCzysz E1pc
フレームやサスペンションの形状を見る限り
前述のc1 990に酷似しているので恐らくパワートレイン以外は
c1 990の流用でしょう。

ガソリンエンジンに比べモータは完全静止状態からでも十分なトルクを発生できるので
トランスミッションやアクセルワークに、今ほど気をつかう必要がなくなるのではないでしょうか?
四輪では当たり前になりつつあるDBW等の技術を使用すれば
より細かく出力を制御する事が可能でしょうし、マッピング等のセッティングの変更も容易になるでしょう。
いよいよ、そんな時代になるんですね。
ただ、クオーツ時計ができた今でも、高価な機械式時計に根強いファンが居てるように
どんなに時代が電動化に進んでも内燃機関で動く乗り物が完全になくなる事は無いように思います。
ただし、それは本当に一部の道楽者のみが所有を許される非常に高価な「おもちゃ」になるんでしょうけど。
text:sakamoto.daisuke
daiwa coffee@NAGOYA

daiwa coffee@NAGOYA
今年に入ってからwebでみつけて以来、気に入ってずっと豆を買っている
名古屋の「ダイワコーヒー」さんへ行ってきました。
ここの豆は、届いてすぐもおいしいのですが
日にちがが経ってからでもおいしく頂ける不思議な珈琲豆です。
僕は毎日数杯の珈琲は絶対に飲むので
基本的に珈琲豆は常温保存しています。
ですので、当然珈琲豆は日にちが経つにつれ酸化がすすみます。
他所の珈琲豆でも、届いたその日に美味しく頂ける豆はあるのですが
ある程度日数が経過しても一定の味を楽しめるのは「ダイワコーヒー」さんだけでした。
その秘密というか、美味しい理由がしりたかったので
名古屋は少し遠いですが、足を伸ばしてみました。
名古屋市内から車で走る事数十分
想像していたより随分大きな建物が「ダイワコーヒー」さんでした。
お店にはいると奥様らしき人に出迎えていただき
名前と住まいを告げると、すぐにわかって頂き
奥から焙煎をされている旦那様がいらっしゃいました。
しばしの、珈琲談義の後、珈琲を試飲をさせていただけることになり
おすすめの「コロンビア・アピア」をペーパードリップで抽れていただきました。
いつも飲んでる珈琲豆を焙煎してくれている人が抽れてくれる珈琲。
とても贅沢な味がしました。
自分の好みの味のものをつくってくれている人が居てるのは
ひじょうに嬉しいことです。
こちらの旦那様いわく
「高くて美味しいものは普通だけど、安くて美味しいものには感動がある」
とのこと
まったく同感です。
今回の旅での教訓
「僕の好きな物をつくっている人は
僕の好きな種類の人である可能性が、かなりの確率で高い」
text:sakamoto.daisuke
good bye S2000

お別れの時が近づいてきました。。
1999/4のデビュウ当初からロングセラにはならない車だと思っていましたが
予想に反して長寿な車になったのではないでしょうか。
2009/6の末頃に正式に生産終了となるようです。
2005にはDBWを採用したり排気量を2lから2.2lにしたりと
(DBWに関しては賛否両論ですね)
積極的なアップデイトを繰り返していたのですが
10年という節目の年にあえなく引退となりました。
いよいよ、スポーツカーは肩身の狭い時代になってきました。
でも、いつだって本質的な車の姿ってスポーツカーだと僕は思っています。
よりはやく
より意のままに
より安全に
いつだって、スポーツカーは
その欲求を満たす為に開発され続けてきました。
スピードやエアロダイナミクスのような
移動手段としてみた車には優先順位の低いファクタを突き詰めたスポーツカーこそ
人が人に誇れる顕在化したエンジニアリングなのではないでしょうか。
新車で手に入れられる期間は残り少なくなってきました。
あ〜2台ほど欲しい!
text:sakamoto.daisuke
package design@MOTHERS DAY

ひさしぶりにお仕事のはなし。
今年の母の日は5/10だそうで
それに向けてのパッケージです。
製法にこだわりのある「塩」をつかったクッキイと
クライアントさまオリジナルのブレンドになる紅茶のセットです。
少しわかりづらいですが、
茶色の組み箱にPPクリアのフタをしてサテンのリボンで巻いています。
母の日には「カーネイション」等のお花を贈るのが定番化しているようなので
お花そのものではなく、花びら(アーティフィシャル)を箱の中に入れてみました。
贈り物がメインのパッケージなので、箱を開けた時の「おどろき」みたいなのは
大事だと思います。
あと、いつもどおりこの商品の広告写真のディレクションもおこないました。

母の日には、この商品を囲んで、ゆっくりとお茶とおしゃべりをたのしんでいただければと
こんな写真にしてみました。
楽しさがつたわると良いのですが。。
商品はwebでも販売しています。
ご興味のある方はのぞいてみてください。
text:sakamoto.daisuke
Genève Motor Show 2009

renault MEGANE trophy
車好きの男の子の祭典
Genève Motor Show 2009
もう、終わってますよね?
まぁ、世界的な工業製品のデザイントレンドをみるのにも良いんですけどね。
いいわけみたいですが。。
今回デザイン的に気になったのは上の写真
「renault MEGANE trophy」と
nissan QAZANA
こいつ
「nissan QAZANA」
renaultとnissan確か資本提携してましたね。
だからですかね?
なんか、最近のnissanのデザインは日本の車会社のなかでもピカイチですね。
両車ともギュッと固まった感じのあるデザインで
ソリッドというか塊感のある雰囲気、好きですね。
少しまえですがLamborghini Murciélagoなんかも似た雰囲気を醸し出してました。
ボディの造形のその奥にある何かが滲みだしたようなデザインといいますか
自動車という工業製品は何万ものパーツの組み合わせでできてるわけでして
そのすべてがうまく組み合わさって一つのカタチに見えている訳ですが
ただ一つのパーツも破綻していないぞ、という
「ただしさ」
みたいなのが、塊感でしょうか。
機械式の腕時計なんかにも通ずるところあります。
とどのつまり
デザインって、外面的にみえる部分だけに限っているうちは
ダメなんでしょう。
工業製品であれば、エンジニアリングとか、マテリアル、
はてはファクトリ内の生産ラインに至るまですべてを内包するものとしてデザインは語られるべきで
そのすべてにおける「ただしさ」がデザインにも反映されるはずです。
そういうふうに車のデザインをみますと
迷いのあるラインやあやふやな造形は許されることはないでしょう。
何万ものパーツや、それを組み付ける人やその納まりを考える人、その人たちみんなに
大きな声で「ただしい」といえるラインや造形を生み出さなければ
つくってもらえないわけですから。
そんな、人たちが毎年頭を悩ませ身体をつかって生み出されるshowcarたちは
どれも等しく愛おしい存在であるわけです。
それを、軽く好きだとか嫌いだとか言ってしまうわけなんですけどね。
text:sakamoto.daisuke
The Sky Crawlers

本日は映画と本のお話。
「スカイクロラ」
知ってる人には有名すぎるビッグネイムですが
森博嗣のある意味代表作となった本書。
これを映像化するという難題を請け負ったのが
「攻殻機動隊」
で世界中にその名を轟かせた映像監督
押井守。
森博嗣×押井守
このダブルネイムのプロジェクトが動いているのをを知ったのは
一昨年。
そのタイトルが
「スカイクロラ」と知れば
いやが上にも期待は高まるというもの。
グラタンと十割蕎麦
焼き肉とお寿司
ミルフィーユといちご大福
とにかく大好物と大好物の組み合わせはいったいどんな味なのか?
しかし、
その公開が近づくにつれて加熱するマスコミをつかった販促に
徐々に食傷気味になり、ついには興味そのものが薄れていきました。
マスコミ報道とはおかしなもので
そのソースがほんものであればあるほど
情報の中で「浮いた」存在になっていきます。
スカイクロラもそんな感じで
中身の無いキャスタやコメンテータが
上辺だけの知識で語れば語るほど、その本質から大きく離れていき
その乖離具合が「浮いた」感じをつくりだすのでしょうね。
で、公開当時に映画館に足を運ばなかったわけですが、
この間DVDではじめて観たわけです。
結論から先に述べますと
「とても良い」です。
オープニングから鳥肌の連続で
スカイクロラのメインともいえるレシプロ戦闘機の空中戦のパートは
凄いを通り越し「美しい」ものになっていました。
原作を小説としてもつ作品の映画化は
その大半が小説のもつイメージを超えることはできません。
僕自身、この小説「スカイクロラ」を好きで居るものとして
映像化された本作は、失礼ながら原作のもつイメージを再現できないだろうと
鷹を括っていました。
小説等の文章を読んでいるとき、みなさんも、頭の中に
作品の世界をイメージでつくりあげ、その世界のなかで起る出来事を
楽しんでられると思います。
そのイメージを映像化が限定もしくは破壊してしまうことが多いので
優れた小説や文章の映像化は困難なんでしょう。
しかし、本作「スカイクロラ」に関しては
恐らく、はじめてではないでしょうか
自分の脳内でイメージしていた原作「スカイクロラ」の雰囲気が
そのままか、それ以上に表現されていました。
これは、僕にとっては衝撃の出来事でして
今までに味わったことの無い感覚におそわれました。
異なった人物間に共通のイメージを創出できる
森博嗣の文章力と、脳内のイメージを
複数の人間に伝え、一つの映像に落とし込む
押井守のディレクションの力が
高いレベルで交わってできる、これまでに無い映像作品
「スカイクロラ」
これ以上語るのは野暮というもの
ぜひ一度ご覧あれ。
※はじまりのおわりは、おわりのはじまりです。
text:sakamoto.daisuke
MOTOCZYSZ

MotoCzysz C1 990 07
MotoGuzzi V7 cafe classicに引き続き、二輪車のお話。
MotoCzysz<モトシズ>と読みます。
Michael Czyszという男が私財をなげうってMotoGP参戦を目標に
まったく新しくつくりあげたのがコレMotoCzysz C1 990 07
しかもこの人、エンジニアやレーサーでなく、ただのレース好きらしい。
アメリカ万歳!

で、男の子なら、誰でも気になるメカニズム
まずは、エンジン
パッと見はV型?な感じですが、これ
レシプロ4サイクル4気筒でシリンダーが一つおきに左右にずれて配置されており
2気筒ごとに2本のクランクシャフトが配され互いが逆回転になることにより
高回転時のジャイロ効果を打ち消すというのだから、どうだ!って感じです。
名付けてZ型だそうで。
あ、ちなみに縦置きですね。

MotoGuzziもそうですが、縦置きってエンジニアリングとして考えるとやっぱり
不利な部分が多いです、特に一番のデメリットは
ドライブシャフトでしょうね。
エンジンから発生する回転力を90度回転させて伝えるわけですから
車でいうところの、FFとFRの違いと申しますか、
合理的なのは圧倒的に横置きなわけです。
まぁでも、個人的好みからいけば非合理上等、マイノリティ万歳なわけで
MotoCzyszとかMotoGuzziとかは大好物です。
サスペンションも独創的で
通常のバイクとは逆の
フロント:モノショック、リア:ツインショックという構造
特筆すべきはフロントのモノショック
テレスコピック式のチューブ内からオイルとスプリングを抜いて、
代わりにセンターにモノショックを設置。
セッティング変更の容易さと、バネ下重量の軽減を両立する構造。
言われてみるとこっちの方が良いですよね?
フロント:ツインショックは二輪車の固定概念として固まってましたから
こういう発想は本当に素晴らしいな。
こんな、新開発目白押しのMotoCzysz 990 07ですから
当然不具合続出でたいへんな船出のようですが
やっぱり、なんかワクワクします。
凝り固まったいろいろな概念や発想をゼロに戻して
もう一度最初から組み立てる、
その武器で世の中のメジャと戦う姿はあこがれをとおりこし、尊敬に値します。
なにより、
この人スゲー楽しそうです。
世の中には、まだまだ新しいモノを生み出せる隙間が残ってるんですよ。
で、それを生み出すのはいつでも
楽しんでいる人たちだと僕は信じています。
text:sakamoto.daisuke
2009.3/3@NARA

2009 3/3
女の子の節句「雛祭り」です。
奈良県内ですてきなcafeとflowershopを営む魅力的なご夫婦のお誘いで
「雛祭り」パーティに行ってきました。
こちらのご主人、なんとも多才な人物でして
料理から、空間コーディネイトから、ガーデニングまで
なんでもやっちゃう人です。
もちろん、cafeのメニュはフードからデザートまでこのかたの手作り、
これがまた、イケテマス。
奥様はフラワーコーディネイトを教える学校の主宰をされていて
東京と奈良に教室をお持ちの先生です。
本当、絵に描いた様なお2人のパーティは、
やっぱり絵に描いたような感じでしょ。
僕だけでなく、両親や弟も誘って頂いたので
まぁホームパーティ的な雰囲気で、終始和やかに時間は過ぎるのでした。
なんか、こんなふうに集まるキッカケをつくってくれた日本の「節句」って
良いもんですよね。
お誘い頂いたご夫婦にも感謝です。
どうでもええですが、こうゆうテキストがblogなんですよね?
text:sakamoto.daisuke
SHIOTA CHIHARU@NMAO2008

塩田 千春 「大陸を越えて 2008年」
去年の話ですが
NMAO(中之島・国立国際美術館)でおこなわれた
塩田 千春 「精神の呼吸」展へいってきました。
恥ずかしいお話で、まったくノーマークのアーティストさんだったのですが
野暮用で京都へ向かう際、京阪の丹波橋駅構内のポスタをみて
どうしても実物がみたくなって観にいきました。
その筋では、かなり有名なかたなんですね。
広い世の中に乾杯です。
肝心の作品ですが、
観に行かれたかたならご存知でしょうけど
NMAOは地下に向かって降りながら作品を鑑賞します。
ですので、エントランスからエスカレータで展示スペースへ降りて行きます。
ぼんやりとエスカレータに運ばれながら何気なく横をむくと
そこに目的の作品がいきなり飛び込んできました。
絶句
瞬間的に理解できるというか、感じるというか
題名をしらずにみたその作品からうけとったのは
人の進化の営みというか、「血」のつながりというか
真っ赤な糸(二重螺旋構造ではありませんが)
が一点から放射状に伸びるさまは、
「結局もとをたどれば皆同じ」
そんな感覚を感じさせてくれました。
なんだかスケールの大きな作品でしたね、いろんな意味で。
こういう瞬間があるからartって侮れんのですよ。
玉石混同の難しいメディアではありますが、それだけに
本当に力のあるものも眠っているのでは?
駅の構内にも神は宿るんですよね。
text:sakamoto.daisuke
Bach’s “Little” Fugue
Bach’s “Little” Fugue (in G minor)
洋の東西問わず、ノンポリでいろいろな音楽を聞いてきました。
音楽そのものの、良い、悪いの判断は好みの範疇なので
僕自身の判断基準は「気持ちいい」かどうかです。
そんな僕の最近のブーム、electric。
79年のYMOに始まったいわゆるTechno popから
様々なジャンルに細分化され、現在ではメジャなシーンでも普通にみかける
基本的に電子音を使用した音楽なのですが、
Bossa Novaではないですが、「新しい」なと思うわけです。
有史以来、人は身の回りにあるものをそのままか、あるいは加工して
音を奏でる道具をつくってきました。
「楽器」ですね。
この楽器が新しく生まれるたびに、その楽器の奏でる音のために
楽曲が生み出され、奏法が研究され、新たな音楽が生まれていくわけです。
ただ、近年に入って新たな楽器の発明が行われにくくなってきました。
厳密にいうと発明はされているのでしょうけど普及まで至らないわけです。
それは、過去に生み出された数々の優れた楽器達が、
いまだにその輝きを失わないからです。
そんな、ある種の停滞期であった70年後半の音楽シーンに
突如現れた電子の音楽
electric
僕自身オンタイムではなかったので、その熱狂ぶりは
肌で知る事はできてないのですが、想像するだけでも
「凄かったんだろう」と容易にイメージできます。
その熱のくすぶりが今でもelectricのなかに残っていて
それに反応しちゃうわけです。
前置きが長くなりましたが、
そこで今日の動画Bschなんです。
まぁ、中学の音楽の時間に耳にした程度で、それからウン十年
まともに聞いた事は一度もないです。
でも、この動画を見たときBach恐るべし!だと。
メロディが可視化されることによって
その音楽に対するロジックが鮮明になり、凄さを実感したんです。
ひとつの主題をタイミングと音階をずらせて重ねていくだけで
どんどん音が深く、また多様に変化しだし、重厚さを生み出す。
でも、基本はひとつの主題。
いまでいうマッシュアップ、セルフマッシュアップとでもいいますかね。
Bschさんの時代はメディアもいまほど多種多様ではないだろうし
もちろん娯楽といっても限られているはずで、
そんななかの音楽というメディアはとても力があったはずです。
だって、想像してくださいテレビも、携帯も、もちろんPCもないわけです。
音楽といっても、録音や再生の技術もありませんし
その場で演奏するライブのみなわけです。
そりゃあ音楽家は没頭しますよ、今よりももっと深くね。
そんななかでBachはひじょうに構築的に音楽を築き上げていったわけです。
で、何が言いたいのかというと
「気持ちいい」ところって、昔も今もたいしてかわらないんじゃあないの?
ってことです。
その「新しさ」が刺さっていたelectricも
底流には脈々とBachの構築的音楽のロジックが流れていて
意図する、しない関係なく、時間や場所を飛び越えて
「気持ちいい」ものをつくろうとすると
最終アウトプットされるものが似通ってくるんだなぁ、と。
この、動画を見てそんな風に感じました。
いやぁ、やっぱり、音楽のジャンルわけってそろそろやめませんか?
text:sakamoto.daisuke
value of the design

こうゆう仕事をしていると、よく考えます。
「デザインの価値」
これってなんでしょう?
僕が行っているデザインの内容は
各々対象があり、そのほとんどが有形の物になります。
・印刷物全般
・店舗内外装、住宅
・家具、什器
・web
・企業CI関係
ざっくりですが、僕の行っているデザイン事業の業務内容は
大きく上記の様にカテゴライズされます。
webデザインに関しては有形?無形?の判断はつきにくいのですが
それ以外の対象物は、まぁカタチあるものと言って良いでしょう。
その対象物それぞれにまず物理的価値があります。
例えば家具ならば、
材料の価格、仕上げの価格、その他物流コスト、作業工賃、等々
その家具が仕上がるまでにかかったコストが物理的価値になります。
そのうえに、僕自身のデザインに関する価値が付加されます。
これを、単純に作業工賃としての価値で考えるならば
どこからの作業が工賃として正当に請求もしくは認証されるのでしょう?
ひとつの家具をデザインする時に、まず境界条件が存在し
そのなかから、いくつかの解に近いであろう仮定を導きます。
その仮定から答えを導く段階で、
頭の中にプールされた知識や記憶、イメージの断片を
与えては引き抜き、時には捨て去って、最終的にクライアントに提案する
数種類のデザインに絞り込むわけです。
この頭のなかにプールされた情報をつくりあげるのに
大げさにいえば、生まれた時から、
現在までの時間すべてを使用しているといっても過言ではありません。
そう考えると、どんなデザインであれ、そのコストは
恐ろしく膨大なものになります。
もちろん、これは極端な例なので、それを全て価値だとは
なかなか言い切りにくい現状ですが、まぁそのくらい
この部分の価値というのはデザイナそれぞれの定義によって
決まる茫漠としたものだと思います。
もうひとつの価値として
そのデザインの資産的価値というものがあります。
生み出された瞬間は非常に評価されるデザインであっても
時間の経過とともに徐々に古びていき
(この場合の古びるは材料や仕上げの経年劣化ではなく、デザインそのものが)
最後は見向きもされなくなる。
ある種のファッションやトレンドに左右される価値。
この価値は、与えられたデザインそれぞれに違った曲線を描いて増減します。
世に発表された瞬間から下降線を描くデザインがほとんどですが
大きな振幅のないデザインや、場合によっては
時間の経過とともに上昇していくデザインも存在します。
この価値に関しては、なるべく後者側のデザインのほうが
支払ったコスト(デザインフィー)が資産として目減りしない、
場合に寄ってはその資産価値が上昇する、
そのほうが良いのは誰でもわかるでしょう。
ただ、後者のデザインというのは出来上がってすぐに
大騒ぎされるようなモノではない事が多いので、
なかなか、最初にその価値をご理解頂くのは難しいのではないでしょうか?
以上の2点がデザインの価値として、世の中的に認知されているものだと
考えています。
僕自身の行うデザインは
なるだけ、資産的価値が長続きするものになるように気をつけています。
資源やエネルギーが無限ではなく有限であることを
嫌でも意識させられるこの時代だからこそ、資産的価値のあるデザインを
長く愛されるデザインをひとつでも多く生み出して行ければと
思っております。
※軌道エレベータの完成はいつ頃なんでしょうね?
text:sakamoto.daisuke
M1400 NEW BALANCE
M1400 New Balance
去年の年末に購入以来ほぼ毎日履いています。
ようは、気に入ってます。
良い、良いとは聞いていたのですがこれほどとは。。
COMME des GARCONSの随分前のコレクションで例の
ボックスシルエットのスーツにConvers ALL STARを合わせているのを見て
スニーカのなかで記号的価値を持っているのはALL STARしかないと思い込み
ALL STARにこだわっていたんです。
でも、ALL STARって元々バスケットシューズなのでソールが薄いんですよね。
そのせいか、長時間歩くと結構つらい。
膝にくるんですよ、膝に。
そこで、
New Balanceは膝に負担がかかりにくいとの情報をキャッチしまして
早速、四ツ橋沿いのNew Balanceへ向かいました。
ここの店員さんが凄い。
筋金入りのNew Balanceフリークで、話しだすと止まりません。
こうゆう人大好き。
New Balanceの靴はデザイン的に良く似てるモデルでも
各々に違いがあり、僕が迷ったのはM576UKというロングセラーモデルと
写真のM1400でした。
どちらも同じSteelBlueというNew Balanceのイメージカラー的色があり
形状もほとんど差がありません。
その違いを訪ねたところ
木型がまず違うらしく、576はUK企画の商品なので
ヨーロッパ規格の木型がベースとなっており、
1400のほうはジャパン企画のUSメイドなので木型は日本の規格だそうで
そういわれて履き比べると、確かに1400のほうが同じサイズでも
しっくりきたんです。
できるだけ歩いてみてくれと言われ、店内をグルグル‥
固めのクッションが着地した足の衝撃を吸収して跳ね返している感じ?
なんかうまく表現できませんが、とにかく良いんですよ。
で、手に入れてからというもの履き倒しています。
以外とジーンズ以外にもトラウザーズなんかとも合いますし
少しやぼったい感じのデザインが良い具合に全体をドレスダウンしてくれます。
いちばんキマリそうなのは
化繊のパンツに化繊のシャツ、よれよれのフランネンル2Bジャケットに
New Balance。
IvyBoyの成れの果てみたいな感じでしょうか?
イメージは「レインマン」のダスティン・ホフマンですね。
とにかく、New Balance。
いちどお試しあれ。
text:sakamoto.daisuke